「釜玉中華ラーメン」は、茹でたて麺に、卵、醤油ダレと油が基本となっているが、もちろんハレの日流にアレンジされている。茹でたての麺に卵、白醤油を使ったカエシ、牛脂、少量の牛骨魚介出汁。そこに白髪状に切られたネギ、刻みタマネギ、キクラゲ、ニンニク、糸唐辛子がトッピングされる。
デフォの麺は多加水中細ストレートの自家製麺。こちらは多加水ストレート平打ち極太麺もあるが、店主の横浜さんが試した結果、中細ストレート麺の方が相性が良かったそうだ。温かいうち卵を絡めるように、全体によくかき混ぜて頂きます。
麺は茹で具合よく、細いながらしっかりとした食感。卵のまろやかな甘みに、カエシの醤油の風味と芳ばしい牛脂のコク、牛骨出汁にとニンニクの旨味が麺によく絡む。そしてコリコリとしたキクラゲとシャキシャキのネギの食感がなんとも言えないアクセントをつける。
シンプルでやさしい味わいなのに、シッカリとした美味さがある。肉系のトッピングはされてないが、全く物足りなさはない。気がついたら、あっと言う間に麺を完食していた。早くもリピーターがいるそうだが、納得の美味さ。横浜店主のご厚意で、ライスを少しだけ頂き、残った出汁に追い飯をしたが、特別仕立ての卵かけご飯のようで、最高に美味い〆飯だった。
「釜玉中華ラーメン」は麺150gだそうだが、さて追い飯もしたしどうしようか思ったが、せっかく来たのだからレギュラーの「島根和牛すじゴロゴロまぜ麺」も頂く。
麺は少なめの100gにしていだだいたが、デフォで多加水ストレート平打ち極太自家製麺。トッピングはゴロゴロ、ドッサリと盛られた牛すじに、刻みタマネギ、白髪状に切られたネギ、豆苗、ガーリックチップ、レモン。基本的な油ダレは、「釜玉中華ラーメン」と同じと思う。
まずはレモンは使わず、よく混ぜて頂く。牛すじ煮汁の甘辛さと、旨味ある牛すじの脂が前面に主張し、さらに追い牛脂の芳ばしさとガーリックチップのカリカリ食感と香りがアクセント。モチモチ食感で個性が強い多加水ストレート平打ち極太自家製麺と合わせて、食べごたえがあり、パンチある美味さ。牛すじもボリュウームあるが、島根和牛ならではの、柔らかくクセのない旨味で、重さは感じられない。
レモンを絞ると、爽やかな酸味が広がり、刻みタマネギと豆苗の香りの清涼感と合わせて、二杯目ながらスルスルと麺を完食。そして器の底に残った油ダレを見て、またまたライスを少し頂いて追い飯をしてしまった(^^ 牛すじ煮汁の甘辛い味わいと脂の甘さの際立った混ぜ飯と言ったところで、これまた間違いのない美味さの〆飯だった。
基本のカエシや牛脂は同じながら、全く個性の異なる汁なし麺となっていて、甲乙つけがたいハマる美味さ。どちらもクセになること必須の一杯。。
2023/02/10
釜玉ラーメン \700
島根和牛ゴロゴロまぜ麺 \1100
過去記事
麺屋 ハレの日@出雲市 ★☆(牛骨ラーメン琥珀(太麺))
島根県出雲市白枝町448-3
営業時間 11:00〜14:30 17:00〜20:00
定休日 火曜日
駐車場 あり