自家製の多加水平打ち極太縮れ麺にカエシと牡蠣の香味油。そこに鶏チャーシュー、牡蠣むき身、牡蠣ペースト、水菜、刻み海苔、レモンがトッピング。そしてガーリックチップとブラックペッパーが別に添えられる。
先ずはそのままの状態でよく混ぜて、麺を頬張ると、牡蠣特有の磯の香りと濃厚な旨味がダイレクトにグワッと口の中に広がる。牡蠣の旨味が丸ごと詰まった味わいは絶品。カエシの旨味も程よく効いて実に美味い。
レモンを絞ると酸味と爽やかな香りで美味さの幅、深みがさらに広がり美味さのギアが一段アップする。改めて牡蠣とレモンの相性の良さを感じる。
鶏チャーシューは低温調理だと思うが、柔らかさの中に程よい食感も残されていて美味。
そして味変にガーリックチップとブラックペッパーを足すことで、芳香なブラックペッパーが鼻に抜け、ガーリックチップのカリカリ食感、旨味、香りでさらに美味さのギアが上がる。
麺の量は160gぐらいだそうだが、ギアアップを楽しんでいる間にあっと言うまになくなってしまった。常連客からは麺の増量を望む声があるそうだが、納得の美味さ。一度頂くとやみつきになること間違いなしの一杯だ。
前回訪問から半年以上となるが、その間に基本の「中華そば」のスープも改良されているとのことで実食させていただいた。
煮干しはマイワシとカタクチの2種類にしたそうだが、煮干しの香りと旨味が前面に広がり、動物系の旨味と重層でシッカリとした味わいは同じようだが、変に突出したところがなく、きれいにバランスしたブラッシュアップされた美味さとなっている。ついついグイグイと飲みたくなる美味さ。
もちろん豚チャーシューと鶏ムネチャーシュー、メンマは前回どおりそつなく美味。
そして気がついたのは、自家製の多加水ストレート細麺で、喉越しの良さはもちろんだが、口の中でエッジを感じるくらいに食感がシッカリとした。聞けば加水率を少し高くしたそうだが、スープとのバランスも抜群にアップしていた。
全方向でブラッシュアップされた美味さとなっていて、「牡蠣のまぜそば」もクセになる魅力的な一杯だったが、やはり基本の「中華そば」も外せない一杯と感じた。次回はどちらにしようかと悩ましいが、、、結局は二杯とも頂くことになるか(^^。。
牡蠣のまぜそば ¥900
過去記事
鳥取県倉吉市国府604
TEL 050-8880-4596
営業時間 11:00~15:00 18:00~20:00 ※スープがなくなり次第終了
定休日 水曜日
駐車場 あり