鶏小舎@米子
2006年 06月 22日

あるブログで教えて頂いて機会があればと思っていたお店です。ラッキーなことにたまたま米子でお昼となりました。このお店はラーメン専門店ではなく焼き鳥屋さんが本業です。お昼の一時間だけ15食限定でラーメンが食べられます。店頭のポップを見ると「昭和39年 シオン食堂のラーメン。松江市京店にて祖母と母が食堂を営んでいました。麺、スープそのままに40年ぶりに再現致しました。」となっています。昭和39年は私も物心付くか、付かないかの頃で全く見当も付きません。麺は当時そのままに再現となっていますがこれは中細でネチャッとした弾力で少し粉っぽさが残る麺です。現代の嗜好からすると少々抵抗があるかもしれないですね。トッピングはチャーシューに塩抜きメンマ、もやし、白ネギとシンプル。スープは店内の情報によると無化調で肉と骨をものすごく沢山使ってあり、鶏9:豚1の塩白湯スープとなっています。確かに粘度高めの白湯スープで、しかも癖も無くマイルドで無化調ながら旨みもしっかりとあります。塩味の割には甘みを感じるくらいですね。鶏は動物系の中でもイノシン酸とグルタミン酸を合わせ持っていると聞きますが、よく旨みを出しています。今時の複雑に旨み成分を組み合わすスープ(Wスープ等)と比べると若干シンプル過ぎる旨み構成なんですがそれでもこんなスープのラーメンを出す食堂が昭和39年当時にあったとすればけっこうスゴイですねぇ。それも松江京店にです。
鳥取県米子市中町15-9
TEL 0859-34-5583
営業時間(ラーメン) 12:00~13:00
定休日 ?