丸源ラーメン 米子中島店@米子 ☆ (肉そば) |


愛知県発の大手ラーメンチェーン店です。スープで肉を煮込み、肉の旨みをスープに移した「肉そば」が主力商品。その「肉そば」を堪能するには「極めの五箇条」があるらしい。ちょっと長いが紹介しておきます。其の一「レンゲの背で肉をスープに押し込み、その旨味の出たスープを先ずはひとくち喰らうべし。」其の二「ハシで肉を絡ませながら、麺をズルズル音をたてて喰らうべし。」其の三「スープに浮いている柚子胡椒おろしをスープに溶かしながら味の変化を楽しむべし。」其の四「半分食べたら、「どろだれラー油」を入れてみるべし。もうヤミツキ間違いなし。」其の五「酢を入れてスープを飲み干し。これまた裏技の極意なり。」番外「ラーメンを食べ終えたら、ためらわず「ごはん」をスープに入れて喰らうべし。」以上です(^^ さて極意に基いて、レンゲで肉を押し込み、スープを頂きます。確かに肉の旨みが移っていて単なるガラスープとは違いますね。肉の香りがしっかりと感じられます。一見ジャンクに見えますが、意外に肉ならではの甘い旨みが丸い風合となっていて悪くないです。15日間寝かせたと言う熟成醤油ダレ(カエシ)もカドがなくまろやかな旨みで、全体には力強い旨みなのだが、クドくなくまとめられた美味さ。次に肉を頬張りながら麺を頂きます。中細のストレート麺で食感はそこそこ良く(プライムハード?)、力のあるスープに負けてないですね。続いて赤柚子胡椒を混ぜ込んだおろしを溶かしながら頂いてみる。わずかにふんわりと柚子胡椒が香り、おろし独特の香りと甘さがスープに溶け込む。素のスープでも悪くない旨みだがこれはこれで優しい旨みとなり良いです。さらに続いてテーブルの「どろだれラー油」を入れてみる。ん?ラー油の香りがスープを支配してしまった?折角の肉とカエシの旨み、柚子胡椒おろしの風合いで頂いていたのに単調なラー油の乱暴な味になる。テーブルには野沢菜醤なる野沢菜の辛子味噌漬けもあるのでこちらも投入。この野沢菜醤は悪くないですが、時すでに遅し。好みの問題もあるが、私は其の四まで試したところで心が折れてしまったので其の五までは試しきれなかった(^^; 私的には其の三までで十分に楽しめるようだ。食べ方は好きずきがあるので自分なりに楽しめば良いことですし、基本的な味についても美味いと思うか、クドいと思うかは好みによるところです。しかしチェーン店のラーメンとしてはコンセプトが明確で味がわかりやすく良いと思いますよ。今まで山陰には無かったタイプのラーメンなので定着して頂きたい。ちょっと余談ですが、こちらチャーハンのスタイルが面白いです。熱々の鉄板に玉子が溶かれていて真ん中にチャーハンが盛られる。これを混ぜ炒めながら頂くようになっています。愛知県発のお店だからなのか?名古屋めしの一つでスパゲッティ料理の「イタリアン」とよく似た手法ですね。メニューを見てニンマリしてしまった。。
肉そば ¥682
鳥取県米子市中島2-2-3
TEL 0859-30-4266
営業時間 11:00~14:30 17:00〜22:00
定休日 なし
駐車場 あり