朱華楼 東深津店@福山 (中華そば) |


福山の人気店。もとは尾道ラーメンの老舗名店「朱華園@尾道」の福山店から派生したらしい?福山市内に3店舗あるが今回は一番古いこちらにおじゃました。流石は古くからの人気店で店内はほぼ満席状態で次から次ぎにお客さんが訪れる。メニューは「中華そば」と「いなり寿司」だけのシンプルさ。カウンターに座り、「中華そば」を注文して店主のオペレーションを観察です。一度に作るラーメンは2杯づつ。先ずは麺を茹で釜に入れて2つの丼を釜の前の木製の台に置く。茹で上がった麺を丼に分けて、茹で釜の隣にあるスープ釜からスープを注ぎ、スープ釜からは反対に置かれた五徳にかけられた鍋から醤油ダレを丼に入れて混ぜてトッピングを乗せて完成。基本的な部分が普通のラーメンのオペレーションと逆なのがおもしろいですね。そして2つの丼を置く木製の台が長年の経過で丼の底に沿ってぼっこりと凹んでいるのが凄い。老舗ならではの人気と歴史を感じます。さてその歴史ある「中華そば」、醤油の香りがぐっとくるスープに香ばしく揚げた背脂。加水低めで平打ちのストレート麺。正直言って醤油辛くて、麺も柔い。今時のラーメンと比べると褒められるものではないが何と言おうか?これぞ蕎麦。いや中華そばだと思わさせられる一杯。福山市民のソウルフード?ネット情報によると「朱華楼」の中でもこちらは一番醤油辛いそうだ。機会があれば他の支店にも行ってみたいですね。。
中華そば ¥500
広島県福山市東深津町1-9-63
TEL 084-921-6079
営業時間 11:00~16:00
定休日 木曜日と第3水曜日
駐車場 あり

私も厨房の中の手順を見るのが好きで、見られる席を選んで座ります。実は、この逆手順で作られるラーメン、見たことがあります。豊岡の「ふくや食堂」(残念ながら現在は休止中)です。そしてその味は、やはり醤油辛いと感じました。ルックスも良く似ているし、地理的な隔たりは大きいですが、こうして見させていただくと、何らかの共通項があるような気がしてきます。スープが味つきであったり、麺が先かスープが先か、これらを類型化して、そのラーメンの持つ特徴と比較するのも面白そうですね。
誰かやってくれないかなあ!
松江の老舗「太平楽」は味付きスープです。
「堂後@赤碕」は塩とんこつですが、ここも確か逆オペレーションです。
「さいを食堂@大山町・御来屋駅前」は濃縮味付けスープを湯で割る。
古くからのお店は独特なレシピがあっておもしろいですね。しかし全国を調査するとなると大変。ここは大崎さんか石神さんにお願いしたいです(^^