琴浦ラーメン たかうな@琴浦 (ねぎ豚ラーメン)
2009年 04月 10日
元祖・琴浦ラーメンと看板を掲げるお店。和食のお店が代替わりしたとばかり思っていたら、さに非ず。うどん・和食のお店から経営者が変わっていたようです。ご主人は山根 武さん、弱冠36歳なれど、20歳から数店舗の経営経験がある。地元ショッピングセンターのフードコートをかわぎりにイタリアンや居酒屋などの店舗を経営されていたそうだが5年前に全てを統合して現在の場所に至る。3年前からはフードコート時代の原点に戻りラーメン専門店としてスタート。おこがましいが地元を発信する意味でも「元祖・琴浦ラーメン」と謳っていると山根さん。さてそのラーメンだが基本は20歳の時にたまたま倉吉の知人(木村屋パン本店の創業者)から教わった作り方を自分なりに改良を加え続けて現在に至るそうです。たまたま牛骨で教わったのでそれを変えることは思いつかなかったとのこと。牛骨と豚ゲンコツ、野菜がスープに使われる食材。牛骨は地元東伯のミートセンターから仕入れ、野菜は琴浦産の安全なものにこだわっているそうだ。青ネギに至っては自家栽培を使用してるらしい。ラーメンはしょうゆ、塩、みそ、トンコツ味とあるがオリジナルはしょうゆとみそ。基本のラーメンはモモチャーシューに、モヤシ、青ネギ、ワカメのトッピング。こちらはトッピングを変えたバラエティーなメニューがあるが一番人気の「ねぎ豚ラーメン」を食べてみて欲しいとのことで今回はそれを頂きました。豚肉と琴浦産の白ネギを炒めてしょうゆラーメンの上に乗せてある。ラードの芳ばしさに白ネギの甘みと香り。豚肉の旨味がスープに移る。以前に基本のしょうゆラーメンを頂いた際に感じたボディーの弱さをほどよく補ってバランスが取れた美味さとなってます。一番人気も頷ける。このことからも、もともと素材や組み立ては良いので旨味のバランスが上手くコントロールできれば基本のしょうゆラーメンもさらに美味くなると感じた。麺は中太のやや縮れだそうだが見た目ほぼストレート。麺屋に頼んで常に改良を試みているそうで確かに既製のものよりも食感が好ましい印象。今回の取材で経営経験はそれなりにあれど常に謙虚に話す山根さんの人柄、「ラーメンを美味くするのは鶏ガラ、豚ガラ、(こちらは牛ガラ)そして人ガラ」と言う日本ラーメン協会副理事長で、“ラーメン王”の武内伸さんの言葉を思い出した。ラーメン専門店としては3年、ご主人もまだ34歳、まだまだ伸びしろを感じた。。
ねぎ豚ラーメン ¥750
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元祖琴浦ラーメン たかうな@琴浦 (琴浦ラーメン・しょうゆ)
鳥取県東伯郡琴浦町逢束1068-1
TEL 0858-53-2550
営業時間 10:00~14:00(L.O.13:45) 17:00~24:00(L.O.23:30)
定休日 月曜日
駐車場 あり