まるふく食堂@倉吉 ○(歴史的貴重店) (ラーメン)
2009年 03月 30日
私が勝手な推測で称えてきた鳥取中西部牛骨ラーメン文化説。この地域は日本海を挟んで牛骨出汁文化のある朝鮮半島や大陸(中国)と古くから人、文化的交流が盛んにあったはず?また大山の山腹にある大山寺(現鳥取県西伯郡大山町)は広く信仰の中心で、備前国、備中国方面へ大山道が発達した。大山寺はまた牛馬の守護神として人々に崇拝されるようになったことから、牛馬による参詣も行われ、1726年(享保11年)には、大山寺境内に牛馬市「大山博労座」が開かれ、大山道はそうした牛馬の運搬路としても利用されるようになったらしいがこの五つの街道の起点があるこの地域は古くから育牛も盛んに行われていて牛骨が身近にあったとか?などなどこれらは私が頭の中で勝手に結びつけたなんの根拠もない話なわけで軽く読み流して頂ければよいが、鳥取中西部(日野~米子・境港~倉吉・湯梨浜)で昔ながらに作られているラーメンの多くには牛骨が使われているのは事実です。この鳥取中西部牛骨ラーメン文化説ですが徐々に広がりをみせているようで、ある方面から中部に限ってですが実態調査の依頼を頂きましたので私が担当させて頂いたところはブログでもレポさせて頂きたいと思います。先ずは最初の調査店。ご店主は86歳になる村口幸子さん。創業はS42年。「のだ屋」にお勤めの後、食堂としてオープン。ラーメンは当時からあるメニューだそうですが、独学とのことです。始めのころは牛骨も使ったことがあるそうだが女手で扱いが楽な鶏にしたそうです。残念ながら牛骨ではありませんでした。しかしなにはともあれラーメンを頂いてみることにします。白濁した醤油味のスープ。鶏とは言えシッカリと煮出されているようでコクがあるボディーの強いスープ。醤油も香り良く旨味があります。醤油ダレは独自の製法があるそうで教えてくれと来られる方もあったそうだが他人には絶対教えないとおしゃってました(^^麺は20番くらいの縮れ麺で地元の本岡製麺。シコシコとした食感が特徴。チャーシュー、メンマ(塩分を残した塩蔵メンマ)、モヤシに青ネギとスタンダート。かまぼこのトッピングがいかにも食堂系らしい。チャーシューはスーパーで売られている出来合いだったが出汁はシッカリとしており40年前からこの味を提供してこられたとは驚きました。ご店主には元気に長く続けて頂きたいと思いながら店を後にした。。
ラーメン ¥550
鳥取県倉吉市上井町1-37
TEL 26-2558
営業時間不定 (8:00~20:00の内)
定休日 不定休
駐車場 あり