自然派ラーメン 神楽@金沢 ★★☆ (神楽そば&中華そば) |
新潟、富山のラーメを満喫して帰松となったわけですが、金沢のラーメンも熱いということで帰路にもう一発ラーメンを頂きます。北陸ナンバーワンとの声もあるお店です。開店前早めに到着するも、余裕だろうとやや時間調整してシャッターしたのだが、金沢をナメてましたね。ポールは取れず3番目となる(^^; その後は次々にお客さんが来る、来る。あっと言う間に開店前に行列が出来る。開店と同時に通されたカウンター席はちょうどご店主の向かい。手さばきを拝見しながらふと壁の張り紙を見ると「写真は店内を含めて3枚まで」と。私はメニュー記録だけですでに3枚撮影済み(^^; これは困ったとすかさずご店主に「写真は3枚だけですか?」と声をかける(^^ するとご店主が半笑いで「ラーメン食べながら途中で10枚くらい写真撮る方いるんですよ。伸びる前に美味しく食べて欲しいから」「あとスタッフの女の子の写真撮ったりする方もいるので貼ってるんです」と。それを機会にその後は忙しい合間にラーメンができるまでご店主の味の組み立てへの考え方や、仕込み、食材、無化調へのこだわりなど色々とお話を聞けてラッキーでした。とにかく職人気質ですね。さて前置きが長くなりましたが本題のラーメンです。ワンタン好きな私は二種類のチャーシュー、味玉、ワンタンの入る「神楽そば」、kanchan氏はデフォの「中華そば」。「神楽そば」のチャーシューはラーメンが出来る前に別皿で提供される。チャーシューそのものの旨味を楽しむのとスープを複雑にしないためだそうだ。真空調理されたモモチャーシューは薄味で肉の旨味をストレート引き出されて上質なロースハムのような美味さ。もう一方は窯焼きされた肩肉で芳ばしくスモークハムのような美味さ。どちらもそのままで素晴らしく美味い。これでワインでも飲めば最高と思わせる。チャーシューを満喫し程なく出来上がったラーメンのスープはふわっとした煮干しの香りにクリアーな鶏ガラ、豚骨出汁の旨味が穏やかに絡み合い、やや甘さを感じるような旨味がジワッと口に広がる。動物系出汁と魚介出汁、醤油ダレが綺麗にバランスしている。先に頂いたチャーシュー以外は、味玉、穂先メンマ、ワンタン、ネギ、海苔が添えられる。味玉も質の良さを感じる美味さ、穂先メンマが柔らかく美味い。ワンタンも皮から自家製でモチぷるとした食感で他に類を見ない。アンは生姜などは使われてないが上質な肉を使われているので癖のない旨味でスープとの相性も抜群。麺はカンスイを3割以下に抑えて足踏みにすることでコシを生んでいるそうだ。カンスイを抑えて中細縮れ麺は小麦が優しく香り、麺、トッピング全てがスープとバランスされた一杯に仕上げられている。素材の良さを感じる上質で、決してインパクトが強いわけではないが、滋味で染み入るような美味さに満足した。しかし隣で「中華そば」を食べるkanchan氏がなにやら浮かぬ顔?無化調は良いが滋味過ぎると?なにげに「中華そば」の残ったスープを見るに私の「神楽そば」と若干違うように感じる?基本的に同じスープのはずだが、味見すると「中華そば」の方は旨味が単調のような?一方「神楽そば」は滋味なるも厚みを感じる旨味。ご店主に確認し忘れたが、具材の違いがこの差になっているのか?やはりお勧めは「神楽そば」と言えようか。。
神楽そば ¥1050
中華そば ¥750
石川県金沢市寺町1-20-10
TEL 076-280-5010
営業時間 11:30~14:30(L.O.) 18:00~20:30(L.O)
定休日 月曜日
駐車場 あり